データの見方

「認知件数」とは? 犯罪データを読む前に知りたいこと

警察統計の認知件数が何を数え、何を数えていないのかを、暗数や0件・欠損の違いとともに説明します。

最終更新 2026.07.17

認知件数は、警察が把握した件数です

このサイトの犯罪データは、警察が公表する「認知件数」を中心に整理しています。

認知件数とは、被害届、通報、捜査などを通じて警察が犯罪として把握した件数です。統計上の単位や計上時点は、公表元の定義に従います。

認知件数
警察が犯罪として把握し、統計へ計上した件数です。
発生件数
実際に起きた出来事の総数を指す考え方です。暗数を含むため、認知件数だけでは完全には把握できません。
検挙件数
警察が事件を検挙した件数です。認知件数とは異なる指標です。

暗数は地域・罪種・時期によって変わります

届け出やすさ、防犯カメラの整備、警察への相談行動、統計運用などが変わると、認知件数も変化し得ます。認知件数の増減だけから、地域で起きた出来事全体の増減を断定することはできません。

  • 被害に気づかなかった、または届け出なかった出来事は統計に含まれない場合があります。
  • 同じ種類の出来事でも、届け出る割合が地域や時期で同じとは限りません。
  • 制度や分類、公開範囲が変わった年は、前年と単純比較できないことがあります。

「0件」と「データなし」は別の状態です

表示状態の違い
表示意味読み方
0件対象範囲で認知件数が0として公表された対象年・対象罪種の認知件数が0という意味です。将来も同じ状態とは限りません。
未取得公表データをまだ取得・処理できていない件数の大小を判断できません。
非公表・秘匿公表元が値を示していない0件として扱いません。
比較不可年や範囲、境界などの条件が揃わない順位や増減率を算出しません。

確認するときは、4つの条件をそろえます

  1. 01

    対象年を確認する

    公表時期はデータ元ごとに異なります。比較する値が同じ年かを確認します。

  2. 02

    対象罪種を確認する

    窃盗7手口と刑法犯全体など、範囲が異なる値は直接比べません。

  3. 03

    地域粒度を確認する

    市区町村と町丁目では集計範囲が違います。境界変更にも注意します。

  4. 04

    出典を確認する

    各ページの出典、取得日、集計上の注記を数値と一緒に確認します。