方法論

集計方法とデータの限界

まちの治安データが扱う統計、人口あたり参考率、地域の名寄せ、比較条件、公開品質基準を説明します。

最終更新 2026.07.17

地域を評価せず、比較条件を明らかにします

本サイトは、警察・行政が公表したデータを地域別に整理するデータベースです。認知件数、人口あたり参考率、推移、罪種構成を別々に示し、一つの総合スコアへ合成しません。

  • 同じ比較表では、対象年、罪種範囲、地域粒度、人口系列をそろえます。
  • 条件が揃わない地域は、同順位・同じ比較群として扱いません。
  • 全国47都道府県のデータ監査が完了するまで、全国順位や全国パーセンタイルを表示しません。
  • 数値から個人の被害可能性や地域の生活環境全体を判定しません。

3つのデータ層を分けて管理します

データ層と役割
内容主な地域粒度表示上の役割
A層窃盗7手口の認知件数町丁目町丁目ページと、市区町村への集計
B層刑法犯認知件数・罪種別集計主に市区町村市区町村の全体傾向。公開範囲は都県ごとに管理
C層人口・世帯・境界市区町村・町丁目参考率の分母、地域名寄せ、地図表示

人口あたり参考率の計算

参考率は比較を助ける換算値です。犯罪データと人口データの基準年が異なる場合は両方を表示します。人口0、人口未取得、境界不一致の地域では参考率を算出しません。

  • 小数の丸めは表示時だけに行い、計算には丸め前の値を使います。
  • 0件は0として計算できますが、欠損や秘匿値を0へ置き換えません。
  • 前年比は同じ分類・地域境界で連続比較できる年だけ算出します。
  • 親地域の合計は、同じ対象年・分類の子地域だけを集計します。

取得から公開までの流れ

  1. 01

    1. 取得

    公表元から元ファイルを取得し、取得日時とファイルのハッシュを保存します。

  2. 02

    2. 県別変換

    列名、文字コード、住所表記、欠損表現を県別ルールで共通形式へ変換します。

  3. 03

    3. 地域名寄せ

    自治体コード・小地域コードと照合し、表記揺れや境界変更を確認します。

  4. 04

    4. 検証

    重複、負数、合計不整合、未知の列、未確定の名寄せを検出します。

  5. 05

    5. 集計

    認知件数、参考率、3年推移、比較対象を計算し、計算版を付けて保存します。

  6. 06

    6. 品質判定

    データ充足、比較可能性、出典、固有内容を確認し、ページの公開・index状態を決めます。

このデータで説明できないこと

暗数
届け出られなかった出来事など、警察の認知件数に表れない部分があります。
昼夜人口差
通勤・通学・来訪者は、常住人口を分母にした参考率へ十分に反映されません。
繁華街・観光地バイアス
住民以外の利用者が多い場所では、常住人口に対する参考率が大きく見える場合があります。
少数件の変動
人口や件数が小さい地域では、1件の増減で率や前年比が大きく変わります。
境界・分類の変更
町名変更、区域再編、統計分類の変更により、年をまたぐ単純比較ができない場合があります。
時間帯・地点
年次集計だけでは、特定の時間帯、道路、建物における状況を説明できません。